左右の視力に差があり、極端に厚みが異なってしまう場合に、
 薄い方のレンズを厚くして左右の重さ・厚みの差を目立ちにくくする加工。

こんな事ができるのをご存知ですか?

右レンズ 薄い 左レンズ 厚い

通常の注文ではR薄い L厚い

この状況で作製した場合に、見栄えの問題も有りますが、
重さが左右で異なる為、メガネが曲がり、見え方まで影響します。

HOYA SAME(重さ合わせ)
東海光学 オートペアリング(左右の厚み・重さを近ずける)
仕様としては、度数の弱い方の(薄い・軽い)レンズに
厚みを付けて左右のバランスを取ります。

厚み合わせ前との比較(R側)  
通常のレンズ 薄い 厚み合わせレンズ

R 2.0ミリ(中心厚 1.5ミリ)

1.70AS 通常タイプ
通常の-1.00のレンズ


R 4.0ミリ(中心厚 2.8ミリ)

厚みを合わせたレンズ
東海光学 『オートペアリング』

厚みは中心より28ミリ地点の厚みです

基準厚み(1.7ASの場合)
R 2.0ミリ(中心厚 1.5ミリ)

L 5.5ミリ(中心厚 1.0ミリ)
度数データ

PD64(瞳孔間距離)
R S-1.00
L S-8.00
フレームデータ
カルティエ 特殊ツーポイント
(ファセット) 玉型変更
フレームPD70(48□22) 
中心より28ミリ地点の
厚みを調査

厚み合わせを行った場合
HOYA NL17VT−H ※HOYAの場合 端の部分の
厚みは近くなるが、中心も厚くなる→板のようになる
重さ重視 バランス重視  厚み指定可能
R 5.0ミリ(中心厚 4.5ミリ)L 5.5ミリ(中心厚 1.0ミリ)
東海 JX−AS SPS ※東海の場合 左右の厚みは
少し差がでるか、中心の厚みが薄くなる
見栄え重視(見られ方)
東海光学 提案により左右の厚みを付け
見た目も綺麗に出来る様に合わせてくれます。
R 4.0ミリ(中心厚 2.8ミリ)L 5.5ミリ(中心厚 1.0ミリ)

左右の厚みを同じ様に出来ますが中心の厚が、厚くなって行き
重さ・見栄えなどに影響します。
メーカーはバランスを考慮したペアリングをしてくれます。




出来上がり 東海光学で作製


厚みあわせについて
※正確に表現すると『重さ合わせ』になります。
フィッティング(調整・掛け心地)を良くする為の加工です。

※重量や厚みを全く一緒にすると重くなりすぎることもある為
20%程度以内に近付けることをしています。


 Q&A

 Q:『屈折率が違うレンズの組み合わせではいけないのでしょうか?』


強度数・・・・1.74AS などの高屈折素材
弱度数・・・・1.50AS などの低屈折素材

 A:『応急的な対応は出来ますが、当店では推奨していません。』
 
 〔理由〕:
 ※左右の素材が異なる為、反射光やレンズの色が変わります。
  一見同じ無色ですが反射光などの表面やレンズ側面の色は素材によって変わります。

 ※経年劣化(使用に伴い)レンズの色が変化します。
   紫外線を吸収することでレンズが『黄ばみ』ます。



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