7 べっ甲 Q&A
鼈甲フレーム

べっ甲屋さんを取材してきました。
  東京都台東区谷中にある『赤塚ベッ甲店』にお邪魔しました。
Q1 べっ甲製品はどのような物があるのですか?
A1 メガネはもちろん、かんざしやネックレス・ブローチなど装飾品が多いです。
   ピックの注文もあります。べっ甲のピックで引くと音が良いとか・・・
Q2 白甲・トロ・バラ 色々種類がありますが甲羅のどの部分になりますか?
A2 タイマイの甲羅の部分と周りの爪がべっ甲の素材となります。
   場所によって名前・価格が変わります。
Q3 べっ甲の保管方法・取扱いについて教えて下さい。
A3 保管する場合には、乾燥剤ではなく必ず防虫剤を使用して下さい。
   べっ甲は温度差に弱いのでお風呂やサウナなどは避けて下さい。
   使用後は、汗や・油を柔らかい布でふき取り、年に1度は磨き仕上げをする事をお勧めします。
   水洗いやメガネの洗浄機は使用しないで下さい。
Q4 フィッティングはどのようにすれば良いですか?
A4 ヒーターや電熱器で暖めて下さい。ただし、べっ甲の専門店をお勧めいたします。
   日数が経過しているものや、亀裂が入っているものなどは充分に注意が必要です。
   フラスコなどで蒸気を使うのは適切ではありません。仕上げが必要になります。
Q5 べっ甲とプラスチックフレームの見分け方は?
A5 生地の繋ぎ目やテンプルの部分の芯金で見分けます。
   *べっ甲には芯金は入っていません。
Q6 加工の仕方(枠入れのポイント)
A6 多少暖めた状態(暖めなくても良い)で枠入れして下さい。
   ヤゲンの角度を浅くすると入れやすくなります。ヤゲンを磨いて滑りやすくするのもポイントです。
   レンズを小さめに削り、なるべく暖めない状態でパチッと音がする位に入れるのがコツです。
Q7 べっ甲の洗浄はなぜ駄目なんですか?
A7 べっ甲は水に弱いです。水に付くとつやが無くなってしまいます。
Q8 なぜ、色によって価格が変わるのですか?
A8 一匹のタイマイから取れる分量が違うからです。
   白甲などは取れる部分が少なく、最低でも3匹〜4匹分は使います。
   べっ甲の素材を張り合わせ、厚みや大きさを作りますが、
   その際何枚もべっ甲を重ねるので、生地はだんだん暗くなっていきます。
   白甲などの場合には、より明るさを出し全体が同じ色になるように
   たくさんのべっ甲の中から素材を選定したり手間が掛かり高価なものとなります。
Q9 修理代金はどの位になりますか?
Q9 ほとんどのものは修理は出来ますが、やはりべっ甲の種類によって価格は異なります。
   一例として磨き仕上げは¥10,000〜となります。
   折れや亀裂などの場合にはお見積もりとなります。
   修理日数は、3週間〜1ヶ月程度掛かります。
Q10 オーダー作製できますか?お気に入りのセルフレームと同じように作れますか?
A10 同じ形にて作れます。べっ甲の色や生地の大きさで価格が変わりますので
   個別にお見積もりさせて頂きます。
皆様からのご質問・新情報などが入り次第、逐次、追加・更新していきたいと思います。

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